描くコト 紡ぐコト

描く。紡ぐ。奏でる。遊ぶ。寝る。食べる。 時々、怠ける。 うそ。ほとんど怠けてるかも笑。 イラストレーターのタカタカヲリです。

カテゴリ: 最近のこと

今週の月曜日から始まった企画展『夢百帖』に参加しています。
場所は表参道のピンポイントギャラリー。
お近くにお越しの際は覗いてみてください。

私の作品です↓

yume


『ー夢で逢いましょうー
 2度と会えないヒト 取り戻せないコト
 夢は そんなモノたちに再会できる 秘密のとびら』

ピンポイントギャラリー
「夢百帖ー100名のイラストレーター 絵本作家による展覧会」
2022年2月7日(月)〜2月19日(土)
●12:00〜19:00
●土曜日は17:00まで 日曜日は休 

こんにちは、タカタカヲリです。

師走とは思えないほど暖かな日が続いていますが、私の周りには風邪っぴきがわんさか。
不安定な気温が身体の免疫力を下げちゃうんでしょうか。
みなさまもお気をつけください。

さて、今日は新刊のお知らせです。
挿し絵を描いた本が書店に並び始めました。

   「あなたのとなりにある不思議」日本児童文学者協会・編(ポプラ社)→
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「怖い話だけど、最後にはくすっと笑える話、
または楽しいお話だと思って読んでいると、
最後にぞくっとしたり、感動したりする話などなど…。
短いけどインパクトがあり、結末に驚きのあるような
<怖不思議面白い>短編を集めたアンソロジーシリーズです。」
               (ポプラ社の内容紹介より)

こちら1巻から5巻まで出る予定で、
1巻の“ぞくぞく編”と2巻の“はらはら編”が12月15日の配本。
以降、3巻“びくびく編”(2017年1月)4巻“ぶるぶる編”(2017年3月)
5巻“ざわざわ編”(2017年3月)と続きます。
1冊に10編のお話が入っていて、1話10分以内で読めるボリュームなので、朝読書などにぴったり。

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       「みみばあちゃんの紙飛行機」より(ぞくぞく編)
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      「春の約束」より(ぞくぞく編)
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       「くまのカノン」より(はらはら編)
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       「サボリとライオン」より(はらはら編)
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       「歩く木」より(ぞくぞく編)

1巻につき2~3話づつ、4人の画家が挿し絵を担当しています。
挿し絵は、アカツキウォーカーさん、柴田純代さん、細川貂々さん、タカタカヲリです。
イラストのテイストが全く違う4人、挿し絵もバラエティに富んでいてお楽しみ頂けると思います。

怖い話って・・・子どもたちは案外好きですよね。
ウチのムスコたちも、そんな本ばかり選んで読んでいた時期がありました。
ゾッとする事って、ちょっとモヤモヤした気分を発散させる作用もあるのかな、と思ったりして。

みなさんこんにちは。
イラストレーターのタカタカヲリです。

梅雨に入る前のこのひととき、
一年で一番、フレッシュでさわやかな季節ですね。
我が家の裏手は雑木林なので、いろんな鳥の鳴き声がします。
小鳥達にとっては、子育てで大忙しの時期なんでしょう。

さて、とあるイベントにお声をかけて頂きまして、
おしゃれカフェにてトークライブをすることになりました。

タイトルは「大人の子ども会」
絵本という媒体を中心に、音楽とお食事とお酒を楽しむイベントです。
むかし子どもだった皆さんも、もちろん子ども時代まっただ中の皆さんも、
もれなく楽しめること間違いなし!です。

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このイベントの中で、ワタシの作品「ケンちゃんちにきたサケ」
絵本朗読に取り上げて頂けることに。
そして作品づくりのことなど、ちょっぴりお話しする事になりました。

音楽はワンマンオーケストラのBrightwinさん
朗読は、元福井放送のアナウンサーで絵本講師の早見英里子さん

絵本朗読は「ケンちゃん~」の他にもう1冊、魚つながりのセレクトが。
何の作品かは当日のお楽しみ、ってコトで♪

L.loves R.」というこちらのカフェ、昔お世話になった先輩がオーナーをなさっています。
「ポップオーヴァー」「ダッチベイビー」っていうパンケーキがお店の目玉。
(NHKの「アサイチ」でも紹介されてました)
お店の外観や内装の可愛らしさもさることながら、お料理がホントに絶品なのです。

当日はお食事と飲み物を楽しみながら、
素敵な音楽と楽しい絵本の世界にどっぷりと浸って頂きたいな、と思います。

ぜひぜひお越しくださいね!

「L loves R」
渋谷区渋谷1-6-8渋谷井上ビル1階
03-6450-5364
ご予約はコチラ→info@llovesr.com

こんにちは、イラストレーターのタカタカヲリです。

明日からグループ展です。
昨日は遅くまでかかってギャラリーで作業しました。
全ての絵を展示し終えた壁面は壮観で、思わずそこにいたみんなが
「終わりましたねー!」「お疲れさまでした~!」と達成感は頂点に。

ひとしきりねぎらい合ったあと、
あ・・・本番は明後日からなんですよね・・・と思わず苦笑したのでした。

さて、今回は新刊のご紹介です。
「ぬくぬくげんきぼくのたいおん」(少年写真新聞社刊)

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主に図書館や学校図書に配本される書籍ですが、一部大型書店では店頭にも並ぶとのこと。
アマゾンではこちら

体温の仕事、体温の大切さ、体温の不思議など、
お子さんたちにもわかるように、易しく紹介されています。
最近、ニュースなどで低体温について取り上げられるのを見聞きしますが、
免疫力を高めたり、身体に入ってきた病原菌をやっつけたり、
体温の調節は、命を維持する事において大切な身体のしくみなんですね。

どこかで見かけたら、お手に取って見てみてくださいね。

こんにちは、タカタカヲリです。

10年に一度と呼ばれる大きな台風が行ってしまったあと、
季節は一気に、秋のスイッチを入れたかのよう。
風邪ひいちゃった…、という声もちらほら聞こえる今日この頃です。

10月に入ってすぐのこと、

農場長である吉沢正巳さんは、警戒区域に取り残された、牛たちの世話をなさっています。
国は、警戒区域内に生き残った家畜の殺処分を決めたのですが、
吉沢さんはそれに抗い、牧場にとどまり、牛たちに餌を与えています。

地震、津波、そして原発事故。
警戒区域に残された牛たちは、悲惨な状況でした。
牛舎の中は糞尿であふれ、飲まず食わずで餓死していく牛、牛、牛。
死んで行く仲間の横で、それでも、大変な状況を生き抜いた牛たちがいました。
そんな地獄を乗り越えた牛たちに、せめて天寿を全うさせてやりたい。
見殺しにする事なんてできない。
「だって、僕は牛飼いだから。牛が好きだから」と吉沢さんは言います。

ここは福島県浪江町、福島第一原発から14キロ。
双眼鏡をお借りして見ると、たくさんの煙突が立っているのが薄く見えます。
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周辺は人っ子一人見かけません。
空間線量が毎時3~5マイクロシーベルト。
居住制限区域。
この辺りに「住んでいる人」はいない。

除染作業中。汚染土が袋詰めにされてブルーシートがかけてあります。
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途中、道に迷って制限区域に突き当たってしまいました。
「立ち入り禁止」の立て札が立ち、フェンスの壁に大きく「×」の印。
マスクをしたガードマンが「ここは通れません!」と目の前に立ちはだかる。
物々しい雰囲気。


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周りのそんな風景をよそに、
牧場には穏やかな時間が流れています。
原発の事故なんてまるでなかったかのように。

牧場の中ほどに、伸び伸びと腕を伸ばす1本のクルミの木が。
可愛いまあるい実をたわわに実らせています。
「毎年楽しみにしてたんだけどね。もうダメね。放射能がね」
吉沢さんのお姉さまが、木を見上げてつぶやきました。
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空は青く高く、吹く風はすがすがしく、
牧場の緑は目が覚めるように鮮やかなのに。
でも空気は、間違いなく汚染されているのです。
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牛たちの世話をしながらスタッフの皆さんが
「いちごちゃん」「ちびた」「ふくちゃん」一頭一頭に呼びかけます。
それに答えるように「ム~」と鳴く牛たち。
普通の牧場の営みが坦々と紡がれてるように見えるけど、
でも何も残っていかない。

それでも。
吉沢さんはここを“希望の牧場”と名付けました。
原発のそばにこういう牧場がある。
それをみんなに知って欲しい。
そして、忘れないで欲しい。
だから、ぜひ見にきて欲しい。
吉沢さんはそうお話されています。
そして、原発のない社会を強く訴えてらっしゃいます。
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 牛のお墓。

この下に100頭の牛たちが眠っています。一時は毎日毎日、何頭もの牛がバタバタと亡くなっていった日々が。埋葬も追いつかず、遺骸が積み上げられていたそうです。
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                              墓石のかわりのお地蔵さま。牛たちをずっと見守っています。

※希望の牧場では募金のお願いをしておられます。お寄せいただいた募金は動物たちの命をつなぐため大切に使います、とのことです→「希望の牧場」



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