描くコト 紡ぐコト

描く。紡ぐ。奏でる。遊ぶ。寝る。食べる。 時々、怠ける。 うそ。ほとんど怠けてるかも笑。 イラストレーターのタカタカヲリです。

2012年04月

こんにちは、イラストレーターのタカタカヲリです。

日差しが少しづつ濃く強くなってきました。
暖かくなってウレシい限りですが、
関東周辺は、すっかり葉桜になってしまいました。

突然ですが、本日から始まるグループ展に参加しています。

かるたやトランプ、メンコなど、カード遊びをテーマにしたイラスト展。
ワタシは、カルタを題材にして、4点イラストを描きました。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

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「るりいろの かげを おとして はるのよる」

ちょっとはやいけど かるた~CARTA~歌留多」展
 4月17日(火)~23日(月) 11:00~19:00
(初日オープンは15:30から。最終日は~17:00まで)
 原宿 積雲画廊  03-3478-0993
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こんにちは、イラストレーターのタカタカヲリです。

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4月3日から3日間、仙台に行ってきました。
仙台市の隣にある多賀城市で開催する、展覧会搬入のお手伝いのためです。

『震災で消えた小さな命展http://chii-ten.blogspot.jp/
↓ワタシがお手伝いしたコトもコチラにアップしていただいてます


もう10数年前になりますが、5年余りを仙台で過ごしました。

息子たちもまだ小さくて、
親子共々仲良くしてくださる友人が、すぐにできました。
海にも山にも近くて、本当にいろんな所へ行き、のびのびと過ごしました。
あの大きな地震があってから、まだ一度も行ってない。
友人たちにも会っていません。
展覧会準備にかこつけて、よし行ってこようと思い立ったのです。

到着したその日、閖上周辺をまわってきました。
毎週日曜日に朝市が開かれて、子供を連れてよく遊びに行った場所。
被害が大きかった地域で、仙台東部道路を境にして、海側の風景は一変します。

1年が過ぎ、ほとんどの所が更地になっていましたが、
それでも、その真っ平らに整地された土地の上に、傾いた漁船が。
残っている数少ない建物も、1階部分は、きっと水をかぶったのでしょう。
真っ暗い、大きな口をぽかんとあけたように開いたままの窓。
破れたカーテン。
もちろん人は住んでいません。
ただ空っぽの悲しみに満ちている。

静かです。
それはもう、何もかもが黙りこくって佇んでいる、という感じ。
空も海も大地も、
普段は饒舌に何かを語ってるのだ、とあらためて思いました。

『地震があった夜ねー。
夜中までかかって歩いて帰ったの。
深夜に見上げた星空が、この世のものと思えないほど綺麗だったのよね。』
友人の1人が話してくれました。

今回の展覧会は、震災で亡くなった動物たちを、
絵の中によみがえらせよう、という主旨のもとに開催されています。
大切にしていた動物たちを亡くした、被災者さんたちからのお手紙を元に、
作家たちが描き上げました。
この後、東北地方では、石巻、盛岡、と続きます。

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