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昨日、ピンポイントギャラリーで開催されている
「DORAMA」展のオープニングパーティに行ってきました。
お友達の絵本作家、佐古ももみさんが、出品されてます。

http://www.pinpointgallery.com/japaneseindex.html

名実共に、力のある方達の作品が集まった企画展覧会。
そんな作品達がズラリと並んだ会場に足を踏み入れると、
なんだか血管が広がって血流が逆流するような感覚に襲われます。
興奮するんですね。笑

オープニングには、出品されてる作家さん達はもちろん、
イラストレーターや出版広告関係の方、 ファンの方など、
いろんな人たちが入れ替わり立ち替わり会場を訪れます。

その中に、見覚えのある方がいらっしゃいました。
ほっそりとした容姿におかっぱのサラサラヘア。

イラストレーターの山口はるみさんです。

http://www.cre-8.jp/i/user_page-YamaguchiHarumi.html

70年後半から80年代にかけて一世を風靡した、ハイパーリアリズムの旗手。
パルコや資生堂など数多くの広告制作を手がけ、彼女はまさに時代の寵児そのものでした。

山口はるみさんのイラストを初めて見たとき、17の 私は衝撃を受けました。
「コレが絵なの?!」「なんてカッコいいんだろう!」と。

はるみさんの描く女の人は皆、肉感的でセクシー(死語?笑)。
なのに、透明感にあふれててその瞳に映ってるのは、無機質な乾いた世界。
山口はるみさんの世界に憧れて、
そして「イラストレーター」という職業があることを知った高校生の頃。



図々しくも話しかけ、握手までしてもらったわたくし。
この手があんな素晴らしい作品達を生んだのだな、と思うと、
はるみさんの細くて小さな手をにぎりしめ、
不覚にも、こみ上げてくるものがありました。



「あのね、山口はるみさんとお話したんだよ!
握手してもらったんだよ!」
高校生だった頃の私に、言ってあげたい。