描くコト 紡ぐコト

描く。紡ぐ。奏でる。遊ぶ。寝る。食べる。 時々、怠ける。 うそ。ほとんど怠けてるかも笑。 イラストレーターのタカタカヲリです。

2008年02月

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最近、ほとんど一日中家から出ない日々。
ちょっと飲み物買いに行ったり、お金を引き出しにコンビニに出かけるくらいです。
(引きこもってるんだから、お金も使わずに済みそうなんだけど、
なんだかんだと小銭は必要なんだな、コレが)

人生初めての個展まで、一ヶ月あまり。
(人生初、というのは語弊があるかな。
ちゃんとしたギャラリーで、私ひとりで展覧会をやるのは初めてなのです。)
焦ってコツコツと作品を描きためております。(今頃焦っても遅すぎ!という感もあり。笑)

あんなタッチも、こんなタッチも見てもらいたい!
新しい画風も開拓したい!過去の作品もぜひ見てもらいたい!
あんまり欲張って、一貫性がなくなってるというか。
おまけに実作業が追いついてないので、キモチばかり焦ってしまったり。

でも、このごろ開き直って考える事。
どんな絵を描いても私が描いた事には変わりはないのだし、
立派な展覧会場にしたい!と背伸びしたって、
所詮私の実力は、今の私の実力でしかない訳で。

この私ができる事しか、できないんだという事に気がつきました。
当たり前の話なのだけど。
しょぼくても、それが今の私。それ以上でも以下でもないんだな。
とにかく前向きなキモチで、がんばります。

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先日、告知させて頂いた企画展が始まりました。

   『100葉の賢治展』~100人のイラストレーターが描く宮沢賢治の世界~
    http://www.pinpointgallery.com/japaneseindex.html

参加されているイラストレーターの方達の作品が、
ホームページ上で見られるようになっています。(画像は私の作品『双子の星』)

私は12日のオープニングに伺いました。
100枚のイラストが壁面を飾る様は圧巻でした。

その中に、他の絵と比べて趣きの違う一点が。
山下勇三さんの『アメニモマケズ』。
キューピーのパッケージや、無印良品の広告イラストで知られる
有名なグラフィックデザイナーの方です。
展覧会には、完成された作品ではなく、
下書きとして描かれたラフスケッチが展示されていました。

先月末に亡くなられた、との事でした。

その鉛筆の線を引かれたのは、確かに山下勇三さんなのだけど、
そのご本人はもう生きてはおられないんだという現実。
でもその反面、目の前にある鉛筆の線が、あまりにも生き生きとしていて、
もうこの世にはおられない山下さんのエネルギーを今も放っている。

それをどんな風に受け止めたらいいのか、としばし立ちすくみました。
いつも感じるのですが、生身の人間が直接体を使って残していったものは、
そこからじわじわとエネルギーというか光というか、
何か溢れだしているように思います。
そして山下さんのラフスケッチが、
白い紙の上に濃黒の鉛筆で力強く描かれた線だけである事が、
なおいっそう、そんな印象を強めるのでした。

山下勇三さんのご冥福をお祈りします。

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早いもので、今年に入ってから既に一ヶ月が過ぎ去ってしまいました。
街は、バレンタインカラーで、溢れかえっております。
私も一応、家族のためにチョコを調達するつもりです。

高級店からコンビニにいたるまで、ホントにいろんなチョコレートが並んでいますね~
それは、悩みに悩んでとっておきのモノを買うか、思いっきり気軽にチョコを買うか、
選び放題の自由気ままって感じなんだけど、
選択肢が多ければ多いほど、ワケもわかんなくなる訳で。

なんだかチョコレートの大群を見るだけで、ちょっとめまいすら感じます。
こんなことじゃ、結局、当日ギリギリになって近所のコンビニに走る事になりそうだなぁ・・・

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