こんにちは、イラストレーターのタカタカヲリです。
久しぶりにお日さまが顔をのぞかせました。
やっと部屋干しの洗濯物から解放された1日です。

さて、挿し絵を描かせて頂いた本のご紹介です。
もう本屋さんに並んでるかな?

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古今東西のおばけや妖怪、伝説の動物たち・・・
不思議なものを取りあげたお話が29話収められています。
ワタシは「天狗の鼻」「案珍と清姫」という2つのお話を担当しました。

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1つ目の「の天狗の鼻」は、怖いお話というよりもとんちのきいたしゃれ話みたいな感じ。
天狗って怖いキャラクターという認識なんでしょうけど、
お話としてはけっこう楽しげな作品が多いような気がします。

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2つ目の「安珍と清姫」
これは能や歌舞伎の演目の元になったことで有名です。

安珍を恋い慕う気持ちが強いあまり、大蛇になってしまう清姫。
涙を流しながら去って行くという最後の場面・・・
恐ろしい大蛇の姿に変化しながらもなお、安珍を思う女心が迫ってきて悲しく切ないです。

おばけや妖怪などのお話、子どもたちは大好きですよね。
(うちの子はそうでした)
怖い話に限らず、昔ばなしって人間の深いところ、
欲、恨み、妬み、弱さやずるさなど、本当の姿があぶり出される内容が多いと感じます。
難しかったけど本当に楽しい仕事でした。


関東、東北を襲った大雨の大災害。
犠牲になった方や行方不明の方・・・
刻々と流れる情報に、言葉にならない無力感が押し寄せます。
被災された方達が1日も早く、普通の生活に戻れますように。