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ずっと行きたい!と思っていた展覧会。「メアリー・ブレア展」
やっと昨日行ってきました。


メアリーは、ディズニーランドのアトラクション 「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインや、
ディズニー映画「シンデレラ」「不思議の国のアリス」 「ピーターパン」などの
カラースタイリストとして活躍、 ウォルト・ディズニーから全幅の信頼を置かれていた女性です。

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“色彩に生きた女性”と言われるだけあって、 絶妙な色彩感覚、流れるようなライン、独特のフォルム。
どれもこれもうっとりするくらいステキでカワイクて。 ノスタルジックで、でも新鮮で。

彼女自身、輝くような美貌を持ち、 妻であり母であり芸術家である事に、
誇りをもって生きた人生だったと思われます。
ただ一つを除いては。

メアリーの磨かれた鏡のような人生にも、 ただ一点、光を映さない部分があったようです。
まばゆい才能に、嫉妬し、妬み、 彼女と比較して苦しむ芸術家の夫がいた、という事実。
それは、芸術にたずさわる人には、 多かれ少なかれ、影のようにつきまとう要素でもあるような。
やはり、人の人生って単純には量れない。

苦しみ悲しみをひっそりと抱きながら、生み出された素晴らしい仕事の数々。
深い所では、ひとりぼっちだったのかもしれない部分。
そういう部分を微塵も感じさせない、色彩豊かな躍動感あふれるキャラクター達の明るさ。

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そんな事を噛みしめて、絵の前に相対すると、
作品達が命を持って立ち上がってくるかのような気がします。
会場で何度も泣きそうなキモチになったのは、
そんな切ないものが、どこかしらに見え隠れしてたからなのかもしれません。

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