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最近、子ども切符で電車に乗り、摘発される大人が増えているそうです。

お小遣いを節約したかった、という学生さんや、
職がなく、生活費を切り詰めたかった、と話す45才無職の人。
鉄道警察隊は不況の影響もあるようだ、と見ているらしい。

これを読んで、思い出した事が。
実は私も子ども切符で乗車しようとして、捕まった経験があります。

あれは忘れもしない高校1年の夏のこと。
まだ、自動改札などはなくて、
改札を通る時は駅員さんに直接切符を見せて通らねばなりませんでした。
できるだけ平静を装い、駅員さんの方を見ないで 速やかに通り抜けようとしたその瞬間、

「キミ、ちょっと待ちなさい」
ああ~~ばれちゃったか・・・

「キミ、中学一年生でしょ?正直に言いなさい!!中学1年生でしょ!!!」
敵があんまり中学1年中学1年、言うもんだから、 私もこう言ってあやまりました。
「ハイ、中学1年です。スミマセン・・・」
この状況で、高校1年だとは口が裂けても言えません。

その時は差額の料金を払う事で無罪放免になったものの、
「中学1年生は、大人切符で乗らなきゃダメなんだよ。
去年までは小学生だったから子ども料金だったかもしれないけど、 中学生はもう大人だから。」
こんこんと説教されました。
ハイ、コレカラハ大人切符ヲ買イマス。中学1年ダカラ・・・

さらに告白するとですねぇ、
それまでも子ども切符で何度か電車に乗ってました。 ず~っとバレなかった。
その頃、平均的な高校生に比べて小柄だった私。
自分の小ささを過信してました。

この時、捕まった時点で、
やっと“中学生”と認識されるところまで成長したワケですね。
ある意味感慨深い。
“高校1年の夏、コドモ時代との決別”とでも言いましょうか。

そして大人になった今、思い出すとちょっと胸が痛みます。