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本日、前に描かせてもらった仕事の、見本誌が届きました。
いつものことながら、自分の仕事が
実際にどんな風に印刷されてるのか、掲載されてるのかを見る時って、
ドキドキワクワクです。

でもやはりいつものことながら、
実際に目の当たりにすると、ちょっとがっかりする事の方が多い。

それは、もうなんて言うか・・・
自分の絵の稚拙さかげんに。

(けっして編集さんとか、デザイナーさんとか、印刷屋さんの仕事ぶりに
落胆するわけではないですよ~)

もちろん、原画に比べると、
印刷された絵は、色が沈んでたりはするもんなんだけど。
それを差し引いても、
コレって・・・どうなんだ?こんなハズじゃなかったよ、
ああ!もっと精進せねば!と思ってしまう。

コレはある意味、「自分を過大評価している」(いわゆるちょっとカンチガイ的な?)
結果なんだろうか、とも思う。
もっと自分は絵が上手なハズ、上手に描けてるハズ、と思ちゃってる、というか。
自分の中で、自分から手の離れた作品が、
とってもとっても良いモノとしてイメージがふくらんじゃった、というか。

案外、思ってるよりぜんぜん自分はイケてなくて、
もっとがんばらないと!って現実に引き戻されるイイ機会とは思うんだけどさ。
でも、いつもちょっぴり落ち込む瞬間でもあるワケです。

その反面、何年仕事してても、「100パーセント自分の満足できる仕上がり」には
一生巡り会わないんだろうし、巡り会っちゃいけないんだ、とも思う。
そうでなきゃ、もっと上手になりたい!という絵を描く根本的な動機が
なくなってしまうワケですもんね。

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・・・コレって、ガラスに映った無防備な自分の姿を、
偶然見てしまった時の感覚にも似てるかも。
「うわ、なんだこのオバハン・・・」と思ったのが、よく見ると
自分だった、っていう。笑
もうちょっと自分はマシなはずだ、と思ってたモノが打ち砕かれたような感覚。

どちらにしろ、日々努力して、身を引き締めていないとダメってコトですね。