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土曜日、友人に誘われ、母校である武蔵野美術大学に行ってきました。

何度か学校の前を通りかかったことはあるんですけど、
校内に足を踏み入れるのは、卒業以来25年ぶり。

校舎も増えてるし(ガラス張りの高層棟もあったりする)
立派な学食は、二つもあるし、
(昔は、ほったて小屋みたいな貧相な学食もあったっけなぁ)
おしゃれなベーカリーショップはあるわ、スナックコーナーはあるわ、 大きな画材屋はあるわ、
学校の外に出て行かなくても、まったく不自由ないカンジ。
ああ、いいなぁ、もう一度学生に戻りたいよ・・・なんて思いながらあちこちを覗いて回りました。

校内で催されている二つの展覧会を見た後、
(武蔵野美術大学教授退任記念 森豪男展)(石元泰博[多重露光])
府中美術館主催の記念シンポジウムに参加しました。

[純粋なる形象ーディーター・ラムスの時代展] 開催記念シンポジウム

ディーター・ラムス氏は、1955年よりブラウン社のデザイナーとして活躍、
以来40年以上にわたりプロダクトデザインのカリスマ的存在として、デザイン界を牽引してきました。
彼の作品に影響を受けているであろうデザイナーは少なくなく、
アップル社のジョナサン・アイブもその一人とか。
ラムス氏は、家具もデザインしていますが、
1960年代に発表した作品が、現在も製造されています。
彼の考える「良い製品は恒久的である」というポリシーを、まさに物語っていると言えます。

彼の話の中で、「デザインをしないデザインをする」という言葉が印象的でした。
私も、その昔、シンプルなブラウンの計算機をかっこいい!と思い、
そして、ブラウンの目覚まし時計をいくつか愛用していました。
ミニマムで、シンプルで、でもチャーミング。
「ブラウンのデザイン」にはそんなイメージがあります。

府中市美術館での、展覧会も良さそうです。
ラムス氏の作品の数々を実際に観る事ができるようです。

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/Rams/index.html

学生の方達に混じり、教室で講義に耳を傾けたひととき。
ちょっとだけ、学生気分に戻れたような1日でした。


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