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先週の土曜、中学高校時代の小さな同窓会があり六本木へ。

 中学、高校時代の私は、
どちらかというと、“学校以外のコト”に目が向いていて、
「早く早く早くオトナになりたい!」「早く大人になって違う場所に飛んで行きたい」
と思いつめていたような少女でした。
自分のごくこく近い回りや足元は、まったく見ようとしていませんでした。
ちょっとひねくれたキモチで学校生活を過ごしていたので、
その頃の記憶は薄っぺらだし、同級生からみた私も、影の薄い存在だったかもしれません。

そういう意味で、私にとって“同窓会”はいつも少しばかり緊張を伴うものです。
私の事など知らない同級生も、たくさんいるだろう、と思いますし。
でも、若い時代を粗末に、というか、はしょって過ごしてしまった感がある私にとって、
同窓会は「少女時代をもう一度味わえるかも」という小さな期待を抱かせてくれるモノなのです。

その日、中学、高校(下手すると、小学校から一緒の人も)の同窓生達が15名ほど集まりました。
私達は皆、関西出身。
コドモ時代を過ごした山あいの街から、
はるか遠く離れた東京で、昔の友人たちと会う不思議な感覚。

小さい悩みや苦しみはあったにしろ、
何の重荷もなく、軽やかに過ごしていた30年前の少年少女たちは、
それぞれの年月を過ごして、
その肩にたくさんの荷物を背負って、
道なき道を歩いてきたと想像できる
“自分のカオ”を持つ大人になっていました。

ひととき、重い荷物をおろして、
話し、笑いあい、物思いに耽り、
そして、またそれぞれが生きていく場所へと戻っていくのです。



・・・・・ところで、私はどうだったんだろう。
ちゃんと大人のカオになってたのかな。


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